モリヤ書房

大学卒業後、一度も就職することなくフリーランスになったWebマーケッターである私が日々学んだこと、考えたこと、伝えたいことをシェアします。書籍紹介記事多め。

【書評】私たちは子どもに何ができるのか 非認知能力を育み、格差に挑む

f:id:moriya-shinichiro:20191115225412j:plain
メンタリストDaiGoさんのYouTubeの中で紹介されていた「私たちは子どもに何ができるのか」を読んでみたので書評を書きたいと思います。

読みものとして、とても興味深い内容だなとは感じました。

主に世界の貧困層の子供と富裕層の子供の教育格差を無くすには?

というテーマのもとで、子供の教育に本当に必要なのはどんなことかを科学的根拠(エビデンス)に基づいて考察していきます。

これは先生など子供の教育に関わるお仕事をしている人。

また、子供の教育に関わる行政の関係者や政治家の人などには、ぜひ読んでほしい1冊だなと感じました。

具体的な子育てノウハウというよりも、広い視野に立った教育論ですね。

正直、「こうすればいい」という具体的な指針にはやや欠けていると感じました。

その中でも、ここは抑えておいたほうが良さそうだというポイントをいくつか挙げてみます。

非認知能力って何?

まず、本書のタイトルにある「非認知能力」とは何なのかを知っておかないと話を理解できません。

非認知能力というのは、「粘り強さ」「誠実さ」「自制心」「楽観主義」など、困難を乗り越えて成功するために役割を果たす【性格の強み】とも呼ばれる気質であると定義しています。

これらの気質は環境を整えることで伸ばすことができるというのです。

人の気質は遺伝的なものによっても決まりますが、その多くは環境によるということなんです。

貧困な家庭と裕福な家庭で学力が違うのも、環境が違うから結果として非認知能力に違いが出て、学力に反映されていくと考えられるのです。

動機づけの方法

必ずしもやりたくないけど、やらなければいけないことにどう取り組むか?

これは、子供に限らず大人であっても、成功する人としない人の態度の違いとして大きな要素のように思えます。

「好きなことを仕事に」といいますが、どんなに好きな仕事であっても、進めていく中でやらなければいけない、苦手な作業だって必ず出てきます。

そこで大切になってくるのが「自律性」「有能感」「関係性」の3つ。

それぞれ、以下のような状況において、伸ばしていけるようになります。

「自律性」→自分で選んで、自分の意志でやっているのだという実感を最大限に持たせる。管理、強制されていると感じさせないとき

「有能感」→やり遂げることはできるが簡単すぎるわけではないタスク、現在の能力をほんの少し超える課題を与えられたとき

「関係性」→好感を持たれ、価値を認められ、尊重されていると感じるとき

この3つのキーワードと、それぞれを伸ばしていく考え方は、子供の教育において意識していくと良さそうです。

失敗を乗り越えるための信念

動機づけをもっと掘り下げていくと、「失敗を乗り越える」ためのマインドセットが確立しているかどうかが大切になってきます。

どういう考え方を持っていると、失敗を乗り越えることができるのか?

それは、以下の4つになります。

①私はこの学校に所属している

②私の能力は努力によって伸びる

③私はこれを成功させることができる

④この勉強は私にとって価値がある

そう思えるような声がけと介入をしていくこと。

それが、非認知能力を高める環境であるということになるのです。

これも、子供に限らず大人も同じだよなと感じることではありますね。

では、それぞれの信念をどうやって伸ばしていくか?

それは本書からは私は読み取ることができませんでした。

いわゆる進学校の場合、この4つの信念が平均的に高い集団になっていると言えそうです。

だからこそ、子供に良い影響を与える環境を選んであげることが大切。

一方で、家庭でも、この4つの信念を強化するような声がけがどんなものかを考えて話しかけていくと良さそうですね。

まとめ

私たちが子供に何ができるのか?

それは、「粘り強さ」「誠実さ」「自制心」「楽観主義」などの非認知能力を高められるような環境を作ってあげること。

失敗を乗り越えることができるマインドセットが持てるように、声をかけて自信が持てるような子供にしていくことが大切なのです。

さまざまな事例やエビデンスが満載で、確実性の高い子供の教育に関する情報がまとめられた1冊になっています。

本書の内容を国や地域における教育に盛り込んでいけば、国や地域の教育レベルが向上することになるでしょう。

一方で、個人レベルで見たら、子供の環境を整備することがどれだけ大切かということがわかります。

具体的な行動に落とし込んでいくためには、さらに掘り下げて考えていく必要はありますが、エビデンスに基づいた正確な情報という意味で、とても信頼性のある本だと言えます。

中古本は今のところ結構高いです。電子書籍も良いですが紙の本の新品をAmazonで手に入れるのがおすすめです。読み終わったらメルカリで売れば結果的にかなり安く情報が手に入ります。

ワードのファイルをPDFにしたときにリンクがクリックできなくなる事例を回避する方法

先日、Microsoftのワード(Word)を使って作成した文書をPDFにしたときに困ったことが起きました。

ハイパーリンクでテキスト部分をリンクにしたものが、PDFでクリックできなくなってしまったのです。

URLを直接貼り付けた場合はクリックできるのですが、テキストリンクの場合はクリックできなかったんですね。

たしか、前にもこんなことあったなーと思いつつ、ハイパーリンク付きのワードをPDFにしたのが久しぶりだったので忘れてしまっていました。

検索しても、なんだか小難しいことが書いてあるサイトばかりだったので、記憶を頼りに解決を試みたところ、解決したので解決方法をブログに記録に残しておくことにします。

ちなみに、私の環境ですがMacBook AirでWord for mac2011を使っています。

ワードで作成したファイルを名前をつけて保存でPDF化するとハイパーリンクがクリックできなくなる

おそらく、原因だと思われることは何となく見当がつきました。

ワードで作成した文書ファイルをファイル→名前をつけて保存でフォーマットをPDFにして保存するとハイパーリンクが機能しなくなってしまう。

というものです。

この方法だと、すぐにPDFファイルを作れて便利ですが、ハイパーリンクを使う場合はうまくいかないのですね。

ここで名前をつけて保存を選び
f:id:moriya-shinichiro:20191109110651p:plain

ここでフォーマットをPDFにするとうまくいきません。
f:id:moriya-shinichiro:20191109110801p:plain

smallpdfのサイトを使ったら解決

たしか、Windowsのパソコンを使ったときも、同じ状況になった気がするなーと思い出しました。

そのときには、ワードから直接PDFにするのではなくて、フリーソフトを使ってワードをPDF化するとうまくいった気がしたのです。

試しに「ワード PDF 変換」のキーワードで検索して出てきたsmallpdfというサイトを使ってWordで作ったファイルをPDFに変換してみました。

smallpdfはこちらのサイトです。

f:id:moriya-shinichiro:20191109110911p:plain

ファイルをアップロードすると、このように変換されます。
f:id:moriya-shinichiro:20191109110931p:plain

ダウンロードを押したら、無事にPDFファイルがダウンロードされました。

中身を確認したら無事にハイパーリンクのテキストがクリックできるようになっていました!

ということで、Wordで作ったファイルをPDFにしたときに、ハイパーリンクがクリックできなくなってしまう方は、フリーソフトを検索してオンライン上でWordのファイルをPDFに変換することを試してみてください。

解決するかもしれませんよ。

Google元社員2人が開発!人生が本当に変わる「87の時間ワザ」時間術大全

もっと、やりたいことを効率的に実現させていきたい!

そんな想いから、最近時間管理やタスク管理の分野を研究しています。

いくつか試行錯誤している中、新しく読んだ本でなかなかよかったのが『人生が本当に変わる「87の時間ワザ」時間術大全』(ダイヤモンド社)でした。

ジェイク・ナップとジョン・ゼラツキーの共著です。

誰この人たち?

と最初は思ったのですが、お二人ともGoogleで働いていた人たちで、ジェイクはGoogleで「スプリント」という仕事術を生み出してGmailの改良に大きく貢献。

ジョンはYouTubeやGoogleベンチャーズなどのデザイナーとして活躍してきたそうです。

人々を魅了し、時間を費やすツールの開発に深く携わってきた二人の話は説得力があります。

そんな時間術大全で語られていることの概要とまとめをシェアします。

時間術大全の進め方

時間術大全には時間術オタクの2人によるさまざまな戦術が87個も紹介されています。

ですが、大きな流れとしては以下の通りにすすめていきます。

ハイライト→レーザー→チャージ→チューニング

の4ステップです。

1、ハイライト

その日の最重要事項がハイライトになります。

絶対にやらないといけない仕事がハイライトになる場合もあるし、家庭での活動でもいいし、やる必要はないけどやりたいこと(読書など)をハイライトにしても良いです。

「ほかの緊急事項を優先して、やりたいことができなかった」

といった状態を防ぐためにハイライトを決めます。

2、レーザー

ハイライトを決めてもSNSやニュースサイトなど、自分の気を散らして時間を奪っていくものがあれば、実行はしずらくなていきます。

そういった時間を奪うものから距離を置く戦術がレーザー戦術です。

3、チャージ

行動をするにはエネルギーが必要です。

そのエネルギーを手に入れるための睡眠・運動・栄養といった基本的な体調を整えるためのメンテナンスがチャージです。

4、チューニング

最後のステップは「寝る前にメモをとる」こと。

今日どのような戦術を使ってみて、どうだったか?続けたいか?改善したいか?やめたいか?

その日のエネルギーレベルがどうだったか?ハイライトの時間を作れたか?

その日に感じた喜びを振り返って感謝するのがチューニングです。


この4ステップは、ほかの時間術との併用もできる便利なステップだなと感じます。

ハイライトを決めて時間を作る

これは本書の戦術8として紹介されているやり方。

決めたハイライトを実行するためには、そのことをやるのにどのくらいの時間が必要で、いつやるのか?

を予定表に書き込むことをしていきます。

気を散らすものを減らす

気を散らすものを減らす方法としては、マイルドにできるものから、「ネットを解約する」といった、結構極端なものまで紹介されています。

既存の習慣を断ち切ることができるように、システムを変更していくというのがメインのところです。

私はiPhoneの設定を変更するところから試してみました。

Facebook、Twitter、YouTube、Gmailのアプリは全部削除。
(本書の戦術17)

メッセンジャーとLINEは仕事や家族との連絡をとるのに必要なので残しましたが、フォルダの中に入れてアクセスしずらくしました。

さらに、ホーム画面には何のアプリも置かずに空っぽの状態にします。

そうすると、スマホを見ても何かしようという気が起きづらくなるのです。

朝型でも夜型でもいい

本書の良いところは、共著ということで二人の視点から書かれているところです。

ジェイクは夜型だし、ジョンは朝型です。

使っているツールも微妙に二人とも違います。

ただし、二人とも本当にやりたいことをやるためのハイライトの時間を持っていることは共通のことです。

ここで分かるのは、人それぞれ使いやすい時間術は違うということです。

だからこそ、チューニングのために記録を残し、改善しながらその人に合った時間術を作っていくというのが大切なことですね。

ハイライトに取り組む時間を作ってみた感想

昨日、今日と2日間、ハイライトを決めて行動してみました。

その結果、昨日は1日で時間術大全を読み終え、今日はこのブログを更新。

さらに、しばらく発行できてなかったメルマガも発行することができました。

これは、積み重ねていけばなかなかいい感じになりそうです。

チューニングを繰り返すことで、この本に限らずいろいろな時間術のノウハウを試してみて最適な自分に合ったオリジナルの時間術を作っていけるのではないでしょうか。

そう考えると、とてもワクワクします。